「いちばん怖いものを見たかったんや。好きな男の人が出来たときに、怖うてもすがれるから」(「ジョゼと虎と魚たち」田辺聖子)
田辺聖子はお袋が好きで、その関係でおれはこの本を中学校のとき6畳の和室でねっころがって読んだ。ハッピーエンドなのかバッドエンドなのか、それとも結末なのかさえよくわからないこの小説の最後に、うちのめされた覚えがある。うちのめされたのはこの言葉にも。説明不要。
田辺聖子はお袋が好きで、その関係でおれはこの本を中学校のとき6畳の和室でねっころがって読んだ。ハッピーエンドなのかバッドエンドなのか、それとも結末なのかさえよくわからないこの小説の最後に、うちのめされた覚えがある。うちのめされたのはこの言葉にも。説明不要。